アルミ筐体抵抗
巻線抵抗体を押出成形アルミ筐体内にシリコーンゲルで充填し、ヒートシンクにねじ止めして 5 W ~ 1500 W の高密度連続消費を行う電力抵抗。
定義
アルミ筐体抵抗は、押出成形アルミ型材(取付フランジ付き)に抵抗体を入れ、内部を熱伝導性かつ電気絶縁のシリコーンゲルで充填、アルミ筐体をヒートシンク・コールドプレート・装置筐体にねじ止めする構造。
全抵抗種で単位体積当たり最大の連続電力を達成。自由空気で 50 W のセメント抵抗が、適切な放熱で 250 W のアルミ筐体抵抗となる。形状は矩形梯形(Vishay RH 型)、楕円、スタック実装用スリム。単体 5 W ~ 1500 W、キャビネット構成で kW 級も可能。
定格は規定実装でのみ達成可能:100 W の RH-100 は 70 °C 環境で約 100 cm² の放熱面積が必要、自由空気では約 25 W。VFD 制動、EV 充電プリチャージ / 放電、エレベータ・クレーン回生、高電力試験装置の標準。筐体温度 250 °C まで一般的。
関連用語
巻線構造
精密に引き伸ばした抵抗合金線(ニクロム、コンスタンタン、マンガニン)をセラミックまたはグラスファイバ芯に巻き、保護被覆や筐体で仕上げる抵抗器構造。
セメント封装抵抗
巻線抵抗体をセラミック筐体に収め、難燃性無機セメントを充填した電力抵抗。熱容量、機械保護、UL94 V-0 の安全性能を提供。
定格電力
定格電力は、規定の参照温度(通常 25 °C または 70 °C 周囲)で抵抗が安全に連続して熱として消費できる最大電力(W)。
熱抵抗
熱経路が熱流に対して示す抵抗で、単位は K/W。与えられた消費電力に対する抵抗本体の温度を直接決める。
制動抵抗
VFD、サーボ、エレベータ、クレーン、EV の減速時にモータから回生する運動エネルギーを、系統への回生ができない場合に熱として消費する抵抗。
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